ベルマークのない自由帳

ベルマークのない自由帳

有益と無益の境界例

Chess.comでレート1500を目指して:2018/07/18

いい加減タイトルを変更したい上にアイキャッチくらい用意したいなぁ…。
 

今日の勉強

 
2つ目の本は将棋棋士の「直観」について脳科学的に10年間研究してきた、通称「将棋プロジェクト」の研究結果をまとめた本です。
(研究母体は理化学研究所日本将棋連盟富士通の3つで非常に強力な組織であるとわかります)
読み終えたら有益だったと思う部分を中心に紹介してみたいと思います!
 

対局の振り返り

ココ最近の対局を振り返っていて「おっ」と思った局面からいくつかご紹介。
 
私は白で、黒が12…Bd4を打った局面です。
最善手わかるでしょうか?

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最善手は13.Nxd4で一見黒は13…Qxd4とできそうですが、14.Bb5+をされるとクイーンテイクされてしまうので黒はビショップを守れません。
 
相手の1手も大悪手なのですが、対局では私も13.Ra2という大悪手で応じてしまいました。
「ビショップが動いた!ルックに利いてる!」
と考え枠内にしか注意が向かなくなっていました。
ちなみにこの対局ではクイーンアップの状態から負けました…。

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今度は違う対局から。
こちらも私が白で、黒が9…Qxd4を打ってきた局面です。

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相手の手は大悪手で、その理由は10.Bxc6+ bxc6 11.Qxd4とクイーンをタダ取りできるからです。
しかし!ここで最善手を逃すのが初心者の常というものです!!
 
私が対局で打った手は10.Qxd4という面白みのない1手でした。
ここでも相手のクイーンが動き、自分のクイーンに利いているという状況であることから枠線内に注意が集中してしまいました。
この対局は結局時間切れ負けでした。

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この2つの大悪手から私の課題
「相手の着手が価値の高いコマに利いていると部分にしか注意が向かなくなる」
ことだとわかります。
もちろん普段から盤面全体を見れているとは言いませんが、特に顕著になるのが上記のような条件が揃った場合です。
 
すぐに実践できる改善策としては以下の二点を考えています。
  • 自分と相手のルックを見る
  • 着手の意味を「なぜ?」と問う
1つ目は将棋の「4隅の香車を見る」に習った発想で、目を動かすだけなので簡単に実施できます。
2つ目の「なぜ?」は自分の手も相手の手も常に問うべきですが、頭ではわかっていても対局中には余裕がないことがしばしば…。
なので相手の着手のうち、特に価値の高いコマが動いたときや、自分のコマに利いているときだけでも「なぜ?」を徹底することから始めます。
弱点の克服が第一義です。
 
相手を攻めることよりも、凡ミスをいかになくせるか。
初心者のうちはこれがメインテーマな気がしますねー。