ベルマークのない自由帳

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有益と無益の境界例

靴がフィットするとき -Cross-Situational Learningについて-

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今回はWhen the Shoe Fits: Cross-Situational Learning in Realistic Learning Environmentsという言語学習に関する研究についてのスライドをピックアップ。

slideplayer.com

日本ではまだ馴染みがないであろうCross-Situational Learningというアプローチを概観して、わかりやすくまとめてあった。

タイトルの意味を知ったとき思わず膝を打ってしまった。

靴がフィットするとき

子どもは「靴」という言葉を生活の中で何度も耳にする。 それも様々な状況でね。 たとえばあなたがこう口にするのを聞いているだろう。 「あなたの靴はどこ?」 「なんて汚い靴!」 「さあ、靴を脱いで」 「靴を履かせてあげましょうね」 「その新しい靴いいね」 子どもはいろいろな文脈で登場する「靴」という言葉(音)を他の言葉と一緒に耳にし続けている。 一緒に登場する言葉を手がかりに、子どもは「靴」という言葉の意味を理解するんだ。

Cross-Situational Learningって?

「ある単語が含まれるそれぞれの場面から意味の一覧を作り出す。すべての場面で交差して、共通する意味がその単語の意味として採用される」 - Siskind, J.M.(1996)

「そんな簡単なものではないよ!」 - Augustine, Locke, Quine, Gleitman, Fodor, Siskind, etc.

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本当はもう少し書きたかったけど、眠いからここまで。

靴がフィットするときだけなんだよ、Cross-Situational Learningが有効なのは。