ベルマークのない自由帳

ベルマークのない自由帳

有益と無益の境界例

最新研究が示す「幸福になりたければとにかく動け!」

いかがわしい新書にありそうなタイトルですが、以下の研究をもとにしています。
 
Neal Lathia, Gillian M. Sandstrom, Cecilia Mascolo, Peter J. Rentfrow
 
スマホをフル活用して「身体活動」と「幸福」の関係を調査したユニークな研究です。
方法としては以下のとおり。
 
  • スマホの加速度センサーによって「身体活動」をアプリに記録。
  • アプリでランダムなタイミングに「活動」と「気分」に関する調査を実施
 
この方法によって実験参加者は10000人以上
(心理学の研究では規格外の数字…)
 
この研究からわかったことは以下の点。
※ランニングや筋トレなどの意識的な運動を「運動」、日常的な動きや移動に伴う歩きなどを「動き」、両方合わせたものを「身体活動」とします。
 
  • 運動」だけでなく「動き」も幸福度に影響する
  • より身体活動が活発な人ほど幸せ」である
  • 身体活動が活発になっているときほど幸せ」である
 
つまり、
動けば動くほど幸福度がぐんぐん高まる!
 
今までの幸福に関する研究は「ジムに行って運動!」とか「人と会いまくれ!」とか、結構めんどうなことを要求してくるものばかりでした。
この研究では「どんな動きかは重要でない」ことを示している点が画期的です。
 
幸福度を高めるために特別なことをする必要はなく、ちょっと散歩してみるだけでも幸せになれるということです。